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モーターとは

電動機(モーター)によって動いている機械といえば?
リフト、クレーン、ポンプ、コンプレッサー、ブロワー、攪拌機 等々
例を挙げればきりがありません。
コイルに起こる磁力でシャフトを回し、動力として使用する。
根本にあるこの理論は、モーターが生まれた当初から変わることなく受け継がれてきました。
技術の進歩がモーターに変化を及ぼした点とすれば、本体や周辺機器の耐久性が上がったことなどが挙げられます。
ベアリングの寿命は延び、熱や埃にも強い物が登場し故障に強くなったと言えるでしょう。
しかしグリス不足や連続使用、悪条件下での使用など、環境によってはモーターに負担がかかることも少なくありません。
設置場所の関係から取外しが困難な場合、出張オーバーホールも行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。



取り扱い対象

我社では日立・東芝・三菱電機・富士電機・東洋電機など、
日本国内で使用されている各メーカー製品を取り扱っております。
種類としてはかご型モーター・交流巻線型モーター・交流整流子モーター・大型直流モーターなどが挙げられ、
一般的な工業用モーターから大型のモーターまで幅広いサイズを手がけております。
代表的な実績としては、スキー場のゴンドラリフト用モーターを定期的に手がけており
大きなものでは550kwのモーターのオーバーホールを手がけた経験もあります。





オーバーホール

スキー場や工場等で稼動している機械はほとんどがモーター駆動であると言えます。
突如モーターが故障しては、事故につながるだけでなく生産計画上でも多大な影響を及ぼします。
モーターの重要部分に軸受け(ベアリング)と巻き線があり
軸受けは使用と共に徐々に摩耗や劣化が進み、破損・破壊へと発展します。
巻き線の絶縁抵抗は徐々に低下していき、短絡や地絡が起こる原因になります。
このような事態になる前に定期的なオーバーホールを行いモーターのコンデションを整え、
安心・安定して使用して頂くのが最善と考えます。



■試運転
オーバーホール前の試運転で異音や発熱、芯のズレなどをチェックします。
事前に故障箇所を見つけるだけでなく、作業完了前と完了後のデータの比較はとても重要なことなので
試運転は欠かすことの出来ない作業です。
■分解
周辺の部品(プーリーやベルト)を傷つけないよう取外し、ブラケットの破損にも注意し丁寧に分解します。
シャフトを傷つけぬようベアリングを引き抜く作業は力加減が難しく、経験が要求される作業です。
■洗浄
内部に付着したグリスなどを洗浄します。
鉄粉などが付着していると、短絡の原因にもなるので注意が必要です。
■絶縁処理
コイルの絶縁抵抗が低下するとレアショートを起こし易くなるので、
乾燥処理や絶縁ワニス処理やコイル巻き替えで絶縁抵抗を上げる作業はオーバーホールの中でも最も重要であると言えます。
■軸受け組み付け
軸受けとシャフトは緻密な計算の上に設計されており、少しでも嵌め合いが甘かったりするとベアリングの寿命は短くなります。
また軸受け自体も部分によっては脆く、ハンマーで叩き入れる作業は避けたいものです。
我社では軸受け専用ヒーターを使い過熱し、膨張したベアリングを素早く組み付けます。最も経験と技術が要求される作業です。
■組み立て
洗浄・整備した部品を元通りに組み立てていきます。
注意する点としては、オイルシールやパッキンの位置、電源端子の絶縁処理の徹底などが挙げられます。
■芯出し
モーターと減速機などの対象機を繋ぐカップリングやベルト、その摩耗を抑える為には芯出し作業が欠かせません。
上下左右のズレがなく嵌め合いもシッカリしていれば、モーターにも負担がかからず異音や振動が抑えられ、寿命も延びます。


種類により多少異なりますが、代表的なオーバーホールは上記のような手順で進められます。
カーボンブラシを使用したモーターなら、カーボンブラシ・整流子面・スリップリングの交換・整備なども必要になります。
下見やデータ収集を念入りに行い、機種に合ったオーバーホールを行います。




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