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クレーンとは

産業において、人間より機械の方が適している作業のひとつに"運ぶ"という動作があります。
一度に運ぶ量、またその早さ。そして何よりも安全性。
どれをとっても機械が勝っていると言えるでしょう。
工場において物を運ぶ機械といえば?
フォークリフトと並び、やはりクレーンが挙げられるのではないでしょうか。
"荷物を動力を用いて上下させ、それを水平に移動・運搬することを目的とした機械"を
法的にはクレーンと呼称します。
フォークリフトでは届かないような高所、また開口部や薬品槽・炉の上といった危険な場所での運搬にこれほど適した機械はありません。
重量物を扱う鉄工所や倉庫をはじめ金型加工などの精密作業
特殊な車両の整備工場、清潔さが求められる食品加工・・・活躍の場も実に多彩です。



定期自主検査代行
クレーンには始業前・月例点検に加え、年に一度定格荷重を吊っての年次検査を行うことが義務付けられています。
社会全体でも安全性に対する意識はかなり高まってきていますので
万一事故が起こった場合、監督署に検査表の提出を求められ、安全管理の問題に発展することも考えられます。
お客様の中には、自身で検査表を作成し定期検査を行っている例もありますが
慣れない機械を高所で分解・点検する危険、電源測定時の感電等の危険を考えれば、やはりお勧めできる作業ではありません。

我社のクレーン定期検査は試運転にはじまり、ワイヤー・チェーン・フックなど荷重がかかる部分の目視・触診・実測
制御箱内部の電気系統の可動状態、電圧・抵抗の測定、端子の締付状態の確認
各モーター・ブレーキ部分の分解・調整、ブレーキダストや油汚れの清掃など念入りに検査します。

分解・調査の結果は月例検査約70項目、年次検査は約130項目から成る独自の検査表に細かく記載し
検査員の捺印を添えて、後日お客様に送付します。
検査の結果非常に危険と判断した場合には、検査後に即お話をし早急な処置をお勧めすることもあります。
我社では突発的な修理に備え一通りの部品を常時持ち歩いておりますので、
お客様の同意が得られれば即日修理も可能です。



性能検査立会い
吊り上げ荷重3.0tを超えるクレーンは、2年に一度検査機関が実施する性能検査を受け、検査に合格する必要があります。
通常の検査内容に加え定格荷重を吊っての運転をし、動作の状態を細かくチェックします。
細部の分解も行いますので、知識のある者が検査に立ち会うのが望ましいと言えます。
性能検査をクリアーできなかった機械は整備不良機と見なされ、使用は禁止されます。
重量物の運搬が不可能となると、お客様にも多大な負担がかかることは言うまでもありません。
我社が定期検査業務を推進している理由もここにあり
安全でスムーズにクレーンを使えているとお喜びの声をいただくのは、私たちにとってもこの上ない喜びであります。





より安全で快適にクレーンをお使いいただくために

安全性・操作性・保守性などの理由から、周辺機器の設置をしたい
そういったご要望にも電気知識豊富なスタッフがお答えいたします。


■衝突防止装置設置


同一ランウェー上に2台以上のクレーンが併設してある場合、衝突した際の衝撃で各部の破損、吊り荷の落下などの危険が考えられます。
クレーン同士の距離が規定以内になった場合衝突防止装置が作動し、
自動的に動作の停止・減速(変速型のみ)警報などをもって、衝突の危険を操作者に促します。


■無線仕様改造

有線の押しボタンスイッチでは大型の設備や吊り荷の妨げになる
危険な開口部や機械の近く、高熱になる箇所や離れた場所での作業ができない
このようなケースは当社にもよく寄せられる相談のひとつです。
充電式の無線機を使用し離れた場所での作業を可能にすれば、作業効率のアップも期待できます。
一度ご相談ください。


■インバータ仕様改造

周波数を変えることによりモーターの回転数を任意に変化させることができる装置をインバータといい
これをクレーンの制御に組み込むことにより、非常に滑らかな動き出し・停止を実現します。
荷ぶれの防止に効果的なだけでなく、モーター・ブレーキ部品の摩耗や破損を抑えることもでき
クレーンの寿命を伸ばすことにも繋がります。
運転経験の少ない者でも安全に扱えるといった利点もあります。
最高速度に到達するまで・動作停止するまでの時間など、細かい書き込みも可能ですので
お客様の環境に合わせた仕様に変更することができます。


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