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地震がクレーンに与える影響について (更新日:平成19年7月18日)

平成19年7月16日午前10時13分頃、新潟県中越沖を震源とする地震があり
新潟県中越地方、長野県北部を中心に被害が出ています。
被災者の方々、被害に遭われた企業様には心よりお見舞い申し上げます。

地震の規模から、建屋やクレーンにも影響を及ぼす危険があります。
クレーン等安全規則では、第37条の中で以下のように謳われています

三十七条 暴風後等の点検
事業者は、屋外に設置されているクレーンを用いて瞬間風速が毎秒30メートルを超える風が吹いた後に作業を行う時
又はクレーンを用いて中震以上の震度の地震の後に作業を行う時は
あらかじめ、クレーンの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない


※中震=気象庁の基準によると震度4を指す


優先して見るべき項目としては
・走行/横行車輪がレールから外れていないか
・レール自体に蛇行/隆起などの異常はないか
・橋型クレーン(特に野外)の場合は、地面の隆起/陥没により走行レールに悪影響が出ていないか
・サイドローラーが損傷していないか
・巻上機吊り下げ部に異常は無いか フックの場合は安全レバーに損傷が無いか
・各溶接等に亀裂が無いか ボルトに緩みが無いか
・ワイヤーロープに断線/損傷が無いか
・給電トロリー線等に断線/損傷が無いか

等が挙げられます。こられは重大な事故に繋がる可能性が特に高いと思われる箇所です。
なお始業前点検の際には必ず電源をOFFにし、保護具を着用し細心の注意を払って点検を行ってください。




クレーンの他、モーターやポンプ等も土台のボルトが緩んでいないか、シャフトがズレて回転していないか
パッキンや各部に亀裂がないかなど
運転前に異常の有無をチェックすることを強くお勧めします。



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